2021/09/20

信級日記 令和3年 春 vol.80


2021年5月3日

7:00起床。朝ごはんをいただきながら、あすかさん、高桑さんとおしゃべり。

8:40 支度をして出発。今日は炭盆づくりの撮影だ。

浅野さんは石坂さんに教えてもらいながら、作業小屋を完成させた。道具など整理して置けるようになって、ずいぶんと作業がしやすくなったよう。

浅野さんは炭をカットして穴を開ける作業。

優美子さんはさっちゃんをおぶりながら、植え付ける苗を選び、それに合う土台となる炭を選ぶ。そしてその穴に土を入れ苗を植える。

ひかるちゃんはその周りで楽しそうに遊んでいる。

なんかシアワセな光景だなあと思う。


こーちゃんは植野家にお泊まりしている。

植野家のイサくんカナくんを中心に、子どもらで向かいの山の上の方に秘密基地をつくったそうだ。それがすごいらしい。

午後、みんなで見にいくことになった。

向こうで昼ごはんをみんなで食べようと、優美子さんはおにぎりをつくる。


浅野家のみんなと植野家へ行くと、子どもらはご飯を食べもう秘密基地へ向かっていた。

秘密基地はまだ完成しておらず作業を続けているとのこと。

イウラちゃんもいっちゃんと一緒に来ていた。


そこへ「ハサミを忘れたー」とカナが戻ってきた。

そこでカナに案内してもらい、浅野家、イウラちゃんたちと一緒に秘密基地へ山を登ることになった。三脚が重いのでどうしようかと思ってたら、カナが背負って登ってくれることに。

私はキャメラだけ持って登ればいいので助かった。

結構重い三脚を担ぎ、カナはスタスタと山を登っていく。とても逞しく思えた。

小さい子もいるのでゆっくりと登っていった。新緑が鮮やかで気持ちのいい道だった。

山つつじ、ひとりしずかなどが咲いていた。


尾根に出た。片側は急な崖。

その反対側の斜面は広葉樹の明るい森になっていた。尾根から少し下がったところに秘密基地があった。

竹を組んで、屋根は稲藁でふいている。床もはってあった。思っていた以上に本格的だった。

今、屋根をふき直している最中だった。こーちゃんが黙々と稲藁を紐で束ね、イサが屋根に上がっていて、ミナくんが束ねた稲藁をカナに渡し、投げ上げていた。

仕事を分担していいチームワークだった。

私はすっかり感心した。生き生きとしている子どもってほんと魅力的だ。

基地の周りには、斜面や木を利用した遊具をいくつもつくっていた。

それを一つ一つ、実演しながら紹介してくれた。これには感動した。

そこにあるもので、鉄棒やシーソー、ターザン、滑り台などをつくって、本当に楽しく遊べる。

途中、強風が吹いたり、雨がぱらついたりしたけれど、そんなものものともせず一生懸命な子どもら。

いやー、この子らすごいわ!日本の未来は明るい♪と思った。

そして少し寒くなってもきたのでみんなで下山。

帰りもカナが三脚を担いでくれた。


下山途中、植野君がヤギを連れて上がってきた。

ペーターみたいだった。

下に降りてみんなでひとしきり話をする。


兼備さんの畑で奥さんがさつまいものウネをつくっていたので、

私はそれを撮影させてもらうことに。

兼備さんが足を悪くして今年は畑仕事を奥さんが一人でやらなくてはいけない。


しばらくすると、イサとカナがこーちゃんを家まで送って行くといって道に上がってきた。

歩いたら20分はかかる。

私は車で先にかたつむりの前まで行って、3人を待ち構えた。

子どもらは走ってきた。すごい元気だなあ。


「ひと遊びしてから帰る」とカナが言った。

かたつむりの前のスペースで3人でボール遊びをやりだした。

優美子さんとさっちゃん、ひかるちゃんもやってきた。


ひかるちゃんも混ざって4人でボール遊びが始まった。

小さなひかるちゃんも上手に仲間に入れてあげて遊ぶお兄ちゃんたち。

優しいなあ。

いい子らだなあ。

と私は感動しながら撮影。


「じゃ、帰るね」とイサとカナは颯爽と走って帰っていった。


撮影を終え、さぎり荘へ。

温泉に入りながら、今日もいい撮影だったなあ・・・としみじみ。


柳久保に帰って晩御飯。

親子丼、たけのこ、かき菜、くらかけ豆、にんじんの和物。

ありがたくおいしかった。


高桑さんはどぶろくの会から帰ってきて、遅くまであすかさんと3人でおしゃべり。


ああ、いい1日だった。


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