2018/07/04

アナとの旅 その3



朝5時半。
爽やかな笑顔のユーサクとは反対に、私はまだ酒が残っていて頭がぐるぐるしていました。
ユーサクは嬉々として家族のためにパンを焼く準備をしていました。



美味しいパンになるように、日々、試行錯誤しながらつくっているというユーサク。
しかも、とても楽しそうに。


ユーサクを見ていて、なんか感動しました。



そして、朝食をみんなでいただきました。
やっぱり下二人はアナの脇から離れません。
ユーサクのパンは、とても美味しかったです。


中学生になったユーサクは、学校まで6キロの道のりを、走って通っています。
体を鍛えたいからだそうです。

リュックは10キロを超える重さ。
すごいです。


ハルも小学生になりました。

別れの時。
コーちゃんが、アナと別れるのが寂しくて小屋の脇で泣いていました。

「手紙書くね。」
とコーちゃん。
「私も返事を書くね。撮った写真をプリントして、そしてポーランドのお土産も入れて送るね。」
とアナ。
そしてまだ泣いているコーちゃんにアナは言いました。
「コーちゃん、これから友だちになろう!」





アナと山田農場で過ごした時間。

アナにとっても、子どもたち、特にコーちゃんにとっても、私にとっても、自分の人生に影響するような、あたたかく、濃密なかけがえのない時間だったと。




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