2019/08/16

信級日記 初夏 vol.17

令和元年 6月29日


今日は日本農業新聞の取材の日で、かたつむりで待ち合わせをしていた。
記者の清水さんとお昼ご飯を食べながら取材を受けた。



私はわさび丼を注文。
羽田さんのわさびだ。

ひとしきり話を終え、記事に掲載する写真の撮影。
雨が降ってきたので、かたつむりの前の田んぼの脇で傘をさしながらになった。



取材を終え、かたつむりに戻ると、石坂さん、高桑さん、そして吉澤さんが飲んでいた。




薬屋の中沢さんもやってきた。
中沢さんは信級の何軒かのお宅に薬を届けに定期的にきている。





いろんな面白い話をしてくれた。
中沢さんの友達と純子さんの弟さんがバンドを組んでいるとのこと。
歌っている時の写真を見せてもらった。
弟さん、めちゃカッコいい!!


定刻にイチローさんが100年の孤独という焼酎を抱えてやってきた。
そういえば、昨日、うまい焼酎飲ませてやる、明日持ってきてやると言っていた。



私は車なので飲めないというと、
「今飲んで余ったら、持って行って植野と一緒に飲め」とイチローさん。

昨日、イチローさんは先輩方に言われっぱなしだったが、今日はもうイチロー節が炸裂していた。

「オレは口は悪いが嘘は言わねー。写真は自然の写真しか撮らねー。自然は嘘をつかないからな。人間は嘘をつく。だから撮りたくない。」

「ほおおー。それはすごいなあ。」
吉澤さんはこの言葉にいたく感じ入っていた。

「飲め飲め」
すでにビールを数杯のんでいる吉澤さんに焼酎を勧めるイチローさん。
「うまいか?うまいだろ。この焼酎はな、ここらでは売ってないんだ・・・」
と話が続く。
車、カメラ、焼酎、イチローさんのよくする話のジャンルは決まっている。

「こいつは詐欺師だから信用しちゃだめだ。」
と私に向かって言う。
吉澤さんは以前保険のセールスマンをやっていて、女性のセールスレディーたちを束ねていたのだった。

「いやー商売はみんな詐欺みたいなもんなんだから・・・」
飄々とイチローさんに返す吉澤さん。

けっこうひどいことを言っても、なぜか憎めないイチローさんなのである。

吉澤さんとイチローさんが7月4日「空想の森」上映会とその後の打ち上げもに来てくれると言うので、西川さんに電話してお知らせした。


18時。お開き。
かたつむりの前で吉澤さんと別れる。
けっこう酔っ払っていてヨタヨタと歩いている背中を見送る。

そしてイチローさんを車に乗せる。
途中、桑の実をとりたいたいと言うので
止まって、しばらく実をとる。桑の実は子どもの頃の思い出がたくさんあるみたいだ。

植野家でかおりさんとミナトくんと夕食。
植野くんとイサ、カナは剣道で新町へ行っている。

雨が降り出した。
なんだか少し腰が痛くなってきた。
早めにキャビンへ戻り寝る。
9時頃か、救急車のサイレン。誰かに何かあったのだろうか。
心配になる。

純子さんからメールが来た。
なんと、吉澤さんが家の前で転んでうずくまっているところを、たまたま通りかかった中村和正さんが発見して救急車で運ばれたとのこと。
ああ、とにかくこの雨の中、和正さんが通りかかって見つけてよかったー。

















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